ドリームと私(遠藤 敏夫)

ドリームと私(遠藤 敏夫)

 2003年の或る日、私は心療内科に通院をしていました。

 お薬を受け取りにベンチで待っていました。その時、私のところに立石さんが来て、「遠藤さん、毎日なにをしているの」と、言われたので、「私は、何もしていません」と、そしたら「今日、赤十字にコーラス部ができたから、どう」と、誘って下さいました。でも、「私、歌なんてダメです」と、言うと、「口パクでもいいんだ」と、言って下さいました。

 多分、私がボーとして、間抜けな感じだったので、立石さんは、心配して、声を掛けて下さったのだと思います。

 見学だけでもと思って、見に行きました。その時、男性陣は8人位居たので、入部しました。1年くらいすると、1人、2人と辞めて行きました。

 男性が3人ほどに成り、私の居る所では無いなと思い、私も辞めようかと、思った事もありました。でも、せっかく入ったんだから、もう少し頑張ってみようと思いました。また、クリスマスコンサート、日赤の入社式と、行事が一杯あり、辞めるチャンスを逃したのも事実です。

 ドリーム5周年記念の時、三鷹市芸術文化センターのホールで、歌う事ができました。私達の歌声を聴いて、涙して下さるお客様がいらして、今までに、何度か胸が一杯になる経験をして来ましたが、改めて、歌の持つ力って凄いと、感じました。

 ドリーム10周年記念も三鷹市芸術センターのホール。その時は、東北の震災チャリティーコンサートとして行いました。

何だかんだで、10周年を迎える事ができたのも、諸先生方のお蔭様で続けてこれたのだと思います。

あの時、コーラスに出会っていなかったら、今の自分はなかったと思います。

 ドリームの皆様、「ありがとう」。

私も、もう少し続けて行こうと想っています。宜しく、お願い致します。

 


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